看護師は、患者さんのケアをするため、入院設備のある医療機関に勤務する場合には、交代制で夜間勤務も行なわなくてはなりません。通常、会社勤めしている場合には、土曜日と日曜日の週休2日と祝日休みというカレンダー通りの勤務となりますが、看護師の場合には変則勤務になりがちなので、カレンダー通りに働くことは難しいといえるでしょう。

看護師の勤務スタイルは、1週間のうちに数回夜勤に入り、合間に休みがあるという2交代や3交代での勤務が多いようです。そのような場合には、年間110日前後が休日となり、会社勤めの場合の125日の平均休暇日数に比べて少なめになります。そのため、仕事探しをする場合には、給与面はもちろんですが、休日日数にも注意したほうが良いかもしれません。また、有給休暇の消化率や、夏季休暇やリフレッシュ休暇、年末年始休暇などの有無も入念にチェックしておくと、プライベートも充実できるでしょう。

ただし、求人情報には、これらのことに関する記載がない場合も少なくありません。求人募集に年間110日の休日日数と記されていても、実際には休日でも研修会などに参加しなくてはならない場合もあるので、数字だけを鵜呑みにすると後で後悔することにもなりかねません。したがって、事前に転職エージェントを利用したり、看護師の口コミなどを参考にして、様々なことを確認しておくことをおすすめします。リアルな情報をキャッチしておけば、医療機関の休日事情に絡む悩みや疑問もスッキリ解消できることでしょう。