看護師のメリットとデメリットについて

一般的な企業でサラリーマンとして働く人の休日は、土日やお盆、年始年末休暇を含めると、年間で125日程度の休みがあると言われています。しかし、某調査結果では、看護師の年間休日日数の平均は、110日程度のようです。しかも、看護師の多くは病院等に勤務しているので、急患が多く人手が足りなくなった場合は、休日出勤をする必要があったり、夜勤があったりして、非常に多忙でもあります。そのため、勤務中はもちろん、勤務外の時間でも心が休まりにくいと考えられます。

ただし、看護師は多忙で休日が少なく責任も重大な仕事ですが、その分給料は高めです。厚生労働省が近年発表したデータによると、平均年収は性別に関係なく、400万円前後くらいが相場になっています。一般的な社会人女性の平均が300万円代後半であることを考慮すると、女性看護師の平均年収ははかなり高めであるため、労働に見合っただけの収入が得られることが窺えます。したがって、プライベートよりも収入重視の方にとっては、看護師という職業は、非常に魅力ある仕事だと言えるでしょう。

どんな仕事にもメリットとデメリットはつきまといます。ですから、自分が何を優先したいかによって、職業や職場選びをすることが大切です。今回は休日と給与という、誰もが着目すべきポイントについて話しましたが、看護師の仕事には、メリットもデメリットもまだまだあるので、新人看護師や、転職を検討中の方は、自分の中の優先順位を明確にして、情報収集をするようにしましょう。